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第17回 ご隠居カフェまちづくり交流研究会

今回は、日田ラボ+パトリンク 共催で特別講演会を開催しました。
講師は森山奈美さん。
石川県七尾市にある民間のまちづくり会社 ㈱御祓川の代表取締役をされています。
昨年、日本全国スギダラケ倶楽部の講演会を開催した際に、代表の南雲勝志さんに「絶対に一度会った方が良い。」と言われたのが森山さんです。
その後、早速アポをとり、七尾市まで会いに行きました。
森山奈美さんをはじめ、家族みんながまちづくりに関わっているという、とても素敵ご家族でした。
その時に、是非一度日田に来て欲しい!日田のみんなに紹介したい!と盛り上がり、すぐに実現してしまいました。
このスピード感は、ただ単に「早い」のではなく、パズルのピースがカチッとはまるようにスムーズに進んでいきました。

今回、森山さんには前日に鹿児島でお仕事があり、JRにて久留米経由で日田に来て貰いました。
講演会までの時間、豆田や日田ラボを少しだけご紹介して、見て頂きました。
町並みを見ながら、とても良いところですねと言って貰うとやはり嬉しい。
森山さん家族が語っていた「七尾市への愛着」のすごさと比べたら、私なんてそんなに・・・と思っていましたが、
やはり日田のこと、好きなのかなと思ったりします。

さて、午後6時30分からの講演会には、30人ほどの方に来て頂きました。

逆さの日本地図を見ながら、何かわかりますか?見たことありますか?
日本地図っていうのは、何となくわかるけど・・・・という感じの会場に
見慣れた向きを変えただけで随分と印象が変わりますよね?と森山さん。
確かに、その何だか違う感じというのは、まちに関わる時に、様々な視点から見る事の大切さに
繋がるような気がします。

森山さん達の会社、㈱御祓川が出来る前のこと。
昭和の終わり、七尾市ではJCによる「マリンシティ構想」という港とまちを一体的に元気にしよう!という構想が作られました。
江戸時代から、昭和の中頃まで大変賑わっていた港が、昭和の終わりには手が付けられないほど元気がなくなってしまった。
もしかしたらこれから100年後には無くなってしまうのではないか?
そんな危機感から生まれた「マリンシティ構想」は、港の物流そのものの賑わいは取り戻せなくても
別の賑わいで町を活性化しようと平成3年に能登食祭市場、平成7年にパトリア(再開発ビル)を作りました。
港と町(七尾市駅前周辺)が、近いと言っても、無計画にいわゆるハコモノを作っても、後に続きません。
点を線に、さらに線を繋ぎ面へのシナリオを作っていきました。
ここで重要なのは、行政からさせられたのではなく、「市民が自分達で作っていくんだ!という気持ちと覚悟と行動。
そして、自分達で資金を集め、株式会社を立ち上げました。

七尾市の中央を流れる「御祓川」を七尾文化を支えるシンボルとして「ちいさな世界都市ななお」を目指し取り組んでいきます。
「小さな」というのは、七尾のまちそのもの。
そして「世界都市」というのは、ニューヨークや東京のような「世界都市=大都市」ではなく、
世界へ通じる考え方・サービスを持つまちという意味だそうです。

日田でもそうですが、昔は、自然と循環していた川の水が、いつしかよどみ、汚くなってきました。
御祓川も例外ではなく、川で遊ぶ子どもも減り、市民そのものがあまり近寄らなくなった。
そこで、「川と市民の関係を取り戻す」ために、
昭和の終わりのマリンシティ構想を軸にさらに深く広く進めていきます。

活動の3つの柱、マチ・ミセ・ヒト
①まち育て・・・昔きれいだった御祓川をみんなできれいにしよう!と大学と連携して御祓川研究会を発足。
        さらに、川への祈り実行委員会を作り、川の浄化に取り組んでいます。
②ひと育て・・・ふるさとの川セミナーやキャンドルナイトを市民か企画してまちを楽しむサポートをしたり、
        橋の架け替えなどには、テーマを持たせ、市民参加で考える仕組みを作っています。
③みせ育て・・・川沿いに良い店を!ということで、㈱御祓川が管理する建物に、
        定休日はライヴハウスに変身する美容院があったり、ギャラリーや地元の醤油「いしり」を楽しめる飲食店があったり
        イベントとともにまちの中の経済活動の一端を担っています。

川が浄化し、自然資源が活用されれば、一人でもまちの人が川に近づいてきます。
そして川沿いに店があれば、そこで買い物をしたり、何かしらの経済活動が行われます。
そこで行き交う人たちの交流が生まれていけば、ぐるっと3つの柱がつながり、持続可能な社会へとなっていきます。

また、ここから発展した現在では、能登スタイルというサイトを運営。
ここでは、能登の美味しいものから、工芸品、さらに商品開発まで関わったものなどがズラリと並びます。
素晴らしい商品があるのに、地元以外への情報発信が難しい方や店のサポートという一面もあります。
そして能登留学という学生のインターンシップ受け入れサポートも始めています。
実際にインターンシップで4ヶ月間働いた学生の提案で、地元のスーパーに新しいコミュニティが生まれたということもありました。

㈱御祓川は、国・県・市の行政や企業・学校・市民団体・商店街・個人さまざまなヒトやモノやコトをゆるやかに繋いでいくことを
自分達のミッションとしているようです。

さて、ここでまちづくりには2つの形があります。という森山さん。

A まちづくり会社型
  主体がはっきりしていて、自己責任。自分達で債務保証もする。
  リスクもあるけど、「やる」という覚悟がハッキリしている。
  スピードがあり、行動も起こしていく。
────────────────────────────────
B ワークショップ型
  みんなで楽しむ。ゆるやかな関係。
  あまりお金はかけず、時間をかけながら、取り組んでいく。

どちらか一方で取り組んでいっても、上手く進みません。
そこは、バランスが必要。
Aは、行動力はあってもそこに関わる人たちだけになっていき少数精鋭になっていくこともあります。
そうすると「関わった人たちだけのまち」になってしまいます。
Bは、みんなで楽しむことは大切ですが、責任がない分、振り返りや反省なく、
次の展開に繋げていくことが少し難しくなります。
ただ市民参加にはハードルを下げ、「参加しやすくする」ことも重要です。
どちらも大切ということです。

そして地域の問題をどうやって解決するか?ということには、
①哲学(繋がりと関わりをつくり、意識させる存在)
②技術(資源のやりくり・地域経営)
③行動
が必要とのこと。
きちんとした理念をたて企画し、誰がどう動いていくのか、どう動かしていくのか。
芯がしっかりしていれば、大丈夫ということのようです。
「どんなまちにしたいのか」「どんなまちで暮らしていきたいか」を考え、
一人一人が地元自治に関わっていくことは、なんと「幸福度」にも繋がっていくとのこと。

七尾市の人口を増やしたいのではなく、「地元住民の質を高める」という森山さんの言葉には、
「自分のまちに納得して住み暮らす」という当たり前だけど、
意外とおざなりにしている日々の暮らし方を、きちんと見つめ直さなければという気持ちになりました。

最後に審議応答の時間やプチ交流会も盛り上がりました。
どんなささいなつぶやきにも、耳をかたむけていきたいと思いました。

お忙しい中、日田に来て頂いた森山奈美さん、
また、ご来場のみなさん、パトリンクのみなさん、市民活動支援室のみなさん、ありがとうございました。
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by uk-jp | 2012-01-30 18:04 | 日田ラボ

第16回 ご隠居カフェまちづくり交流研究会

◎1月18日(水)
第16回ご隠居カフェまちづくり交流研究会
「市民参加型まちづくりワークショップの原理と手法を学ぶ その5」
場所:日田市天神町の日田ラボ(旧横尾家シタンキャ)。
参加者:22名(多数の初参加の方々をお迎えしました!)
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2012年新しい年を迎えて、年末年始、海外に出てしまった藤原先生が復帰。
ご隠居カフェにも熱気が宿ります。
今回のご隠居カフェは、新春にちなんでか!嬉しいことに初参加の方が多い!
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そこで、まず最初にたいせつなこと。
これまでの経緯や文脈を財産として共有するためにも、振り返り、をします。
昨年5月20日にグランドオープンして以来、半年間活動してきた日田ラボの振り返りとどういう活動をしていこうとしているのか、
映像を用いてしっかりと押さえることから始まります。

こうした初参加の人にも上手に関わって戴くための、ちょっとした配慮を加えることで、ここから大きなうねりを生み出すことができるという、当たり前だけれど、あらためて実行することがたいせつ!と考えることができる実践的市民参加型の話し合いとなりました。

さてさて。
これまでのご隠居カフェでも何度かお話がありましたが、元来の藤原先生の専門は「建築」です。
しかし「建築」は場や空間を提供してくれても、なまなましい人間の営みには直接タッチしないことが多いのです。
そこで先生は、その建物の中から生み出される人の営みについて人一倍の関心をもって、建築以上に難儀なテーマと位置づけて研究の対象としてきたとのこと。
聞けば、ええ?とその研究は哲学的で少し難解(結構?)のようですが、一途な近代化がよかれとばかりに突き進むばかりだった社会の変容と、そこで生きていく人と人の関係の変化の間に生まれた「ひずみ」のようなものを建築の側から寄り添うことでなんとか是正していきたい、可能ならば解決していきたいと考えてきたようです。
あらためてこのような先生の態度や立場をひとことで言ってみれば「生きられた家」としての建築を考えていくのだ、と。哲学者多木浩二先生の同著が羅針盤となっていたようです。
さらに1980年代後半から、もとより行政の仕事であり行政主導が当たり前であった「都市計画」が少しづつ市民主体化を進めるようになり、市民や住民が参加しあえってこそほんとうの血が通った「まちづくり」が進んでいくのだ、という劇的な変化の中で、
行政セクター、そして専門家セクター、さらには市民セクターが上手にかかわりあいながら、実際の現場の課題や問題を解決するようになったその時期に、若かりし先生も研究者と実践家の両方から支え合うようにして取り組んできたとのことです。
こうした市民参加の基本理念は、たとえテーマが異なり、現場や参加者の顔ぶれが異なっていったともしても変わることなく敷衍されることがたいせつで、誰もが水平的な立場で参加しあって支え合う、そこからきわめてリベラルな話し合いや合意形成がより高次の成果や結果を生み出していく、いわば「寄らば文殊の知恵」といった理念や方法論の道筋を身につけていったとのことです。
誰が相手でも、どんな課題が目の前に登場しようと、常に同じ考え方や同じ態度で望むことが必要であるとのこと、をニコニコ顔で当たり前に語ってくれます!これってけっこう凄い!


さて日田ラボ活動は、そのような先生の実践と体験の蓄積がベースとなり、20年にもおよぶ人脈形成が一方でじっくりと醸成されるような基盤をなし、一方で先生から日田で生きる私たちへのわくわくするような呼びかけとして始まり、そこから日田ラボの場所が探し出される中、ゆるゆると展開してきました。

さて私たちの身近な話し合いの場では、よくありがちなことですが、みんなで意見交換をしながら答えを出したり、どうしていくべきか道筋を生み出す、といった合意形成をするときに、テーマや課題のことがよくわかっている人だけが声を大きくしてさっさとコトを進めてしまうことが多いようです。
私もそうですが、はじめての課題や、十分それまでの事情がわからないまま与えられたテーマに関しては意見やアイデアを求められてもそう簡単に意見を出し合うことはできません。
課題がよくわからない参加者は、どこかおいてきぼりになったり、事情や状況がわからないままでも、会議や話し合いはどんどん進んでいきます。

では、おいてきぼりを喰らう人や、テーマが十分にわからない人がダメなのか、悪いのか?と問い直していけば、けっしてそういうことではありません。
わからない人にはわからない人の理由があるのです。
だからダメ、なのではなく、せっかく参加して下さっている人がそこにいるのなら、ぜひともそうした参加者にも力を発揮してくださるよう、話し合いや合意形成の中でのちょっとした気配りがあれば、ずいぶんと違ってくるはずです。
こうしたことを考えていけば、多士済々なかたがたが参加しあって話を進めたり、最後にはきちんと合意形成していく議論の中では、どうやら進行役や促し役としての「ファシリテーター」の役割や態度がたいせつになっていくようです。どんなに難儀な課題やテーマでも、進行役としての「ファシリテーター」が参加者の感情に気配りしながら進めていくことが大切なのです。

日常生活にも、これらの気配りや配慮が基盤にあってこそ生まれること、進むこと、みんなが難儀な協働作業を進めるうえで役に立つことはおおいにあるはずです。
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例えば、日田では毎年7月に行われる日田祇園祭。
長らく日田で続いてきた歴史的伝統的なこの祇園祭はたくさんの人が関わり、商売繁盛や一家繁栄、無病息災・健康長寿を祈ると同時に、一方でまちのひとびとの絆を維持し守り続ける重要な意味があります。だからといって、これからもこのお祭りを維持し続けるには、歴史的な背景を理解し伝統を伝えることや、祭礼の重要性をわかっている人だけで守っていけるかというとそうではありません。
「見て感動し、さらに自分も参加してみたいと思うこと、そして、参加して汗を流したその感動を誰かに伝えたくなる。そこからさらにその祭りの背景や全体を知りたくなる。」
その一人一人が祭礼に関わり合うことで、まち全体におよび、老若男女を含め、次世代に繋がっていきます。こうした祭礼を舞台として、舞台に参加し登場することで他者との絆を学んだり、支え合うことを学び、エネルギーが結集し合ってまちの歴史や文化に反映されていくのです。

欧米では率先して「文化経済学」を発起してきました。世界や社会を包括的に見た場合、経済が地域や国家を構築していくのではなく、ベースとなる文化や文化を育てる人間の営みが経済を刺激していく、という考え方ですが、そうした「文化経済学」の展開の中で、近年きわめて重要視されていることがらのひとつに「ソーシャルキャピタル」と言う言葉があります。
ソーシャル=社会
キャピタル=資本
これは単なる社会資本のことではありません。
あえて訳せば、社会関係資本、人脈資本、という言葉に置き換えられますが、素朴な人間同士の絆や繋がりそのものが、社会の中を基盤づける資本や資源として重大な役割を果たすという考え方なのです。
同窓である、同郷である、同僚である、といった枠組みの中でお互いの信頼が芽生えたり相互扶助の動機が育ったたりします。
あなたも日田出身ですか。あなたも日田に住んでいたのですか。あなたも日田が好きなのですか。わずかなきっかけが端緒となり、こうしたシンパシーというのか、仲間意識というのか、不思議な感情が宿ります。
日田にはどのようなソーシャルキャピタルが存在しているのか?
日田に眠っているソーシャルキャピタルをどう活かしていくか?
日田は、今後、どのようなソーシャルキャピタルを育てていくことができるのか?

日田ラボでは、
昨年7月に日田祇園に出かけてみたり、
昨年9月に日本全国スギダラケ倶楽部の講演を開催し「杉の可能性」について考えてみたり、
毎月、度重なる「ご隠居カフェ」を開催しながら、日田市内外の仲間達をどんどん紹介し合って、どんどん関係なくつなぎ合わせたりしながら、
日田に隠れた眠れるまちづくり資源を見つけて活かしていこうとずいぶん面白く、ずいぶんと勝手に展開してきています。

さて、日田ラボがこうした勝手連的な展開をする中、先生が一方で関わってきた熊本県天草地域でおもしろい展開が期待される事例がありました。
毎年秋恒例の天草大陶磁器展。
昨年もどんどん出店作家が増える勢いで、まちなかギャラリーもずいぶんと賑わいを見せていました。
その最終日の前日夜、まとめと反省の意味を込めて「これからどうする?どうなるまちなかギャラリー」という陶芸展出店作家たちが集ったシンポジウムがありました。
さて旧来の方法でシンポジウムは進行されだしたのですが、このシンポジウムを先生は教え子の國盛麻衣佳さんとともに、急ごしらえで壁に貼った模造紙に即興記録を作成するというちょっと不思議な役割を買って出たのです。
これは、会議を少し支える形で議論の内容を即興で記録する「ファシリテーショングラフィック」という方法なのです。
具体的には、この二人の記録役が話し合いの記録を採録するだけではなく、どんな内容の意見が出ているか、それは全体とどう関わるのか、なにがわかったか、なにが未だ不明なのか、なにが成果として獲得でき、なにが課題なのか、そうした話し合いでの成果を言葉やアイコン(印)でわかりやすく顕在化するようにまとめていきました。
さらに議論が進むのと同時進行で模造紙に書き表していけば、刻々と記録されている内容を見ながら、今話し合いがココまで進んでいる、こんな意見が出た、でもこの部分の意見は出ていないなど、視覚的に理解が進みます。
よくあることですが、手元資料だけで進行する話し合いや会議は、たとえ議論の中で良い意見が出て満足しても、みんなで共有できたかどうか、の確認がしづらく、成果の確認や、何を次に展開させていけばいいのか、次に繋がることなく抽象的に終わってしまえば新たな展開が望めません。
このシンポジウムの場合は、集った出店作家や関係者が、自分達には何ができて何が出来ないのか、何が足りないのか、という結果を自覚することができた、次の目標がわかりやすく見えてきた、ということで、それらは次年度へ向けた取り組み課題と発展しくことができやすくなったのです。

様々な人が関わっていくとき、話し合いを進めていくことは難儀なことです。
わずかな話し合いにもかかわらず、きわめて重大な結果が求められることも多いようです。
しかし、もし可能ならば、そこに集った方々の関心や関与を育てていくためにも、無理に1つの意見にまとめるということはせずに、時間をかけながら醸成していくことが求められます。
そんなとき、どんな意見が出ていて、これからどのような方向に向かって行けばいいのか、ということをきわめて中立的な立場を守りながらファシリテーターは進めていく役割を担っています。
日田ラボではぜひ、そういうファシリテーターの役割を身につけたいと思う方々にトレーニングの場を提供したいと考えています。
市民参加って・まちづくりって何だろう?
先生のわかりやすい事例から学んでいく、という方法で、あらためて、基本中の基本を学んできました。

そして今回も、自己紹介をかねて、ヒトコトずつみんなに発言してもらいました。
また今回は、前回参加して方が誘って来てくれるという方が多かったので、
自分とその人との関係も紹介してもらう他己紹介もお願いしました。
それぞれ自分達の活動や取り組みを紹介して貰う中で、
ファシリテーショングラフィックやファシリテーターの役割に興味を持つ方が多く、
今後は「日田ラボ出張」などもやっていけたらという話になりました。
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これからも日田ラボご隠居カフェは続くよ!
◆今後の日田ラボ+ご隠居カフェのスケジュールは、、、、
 ◎2月1日(水)
       第19回ご隠居カフェまちづくり交流研究会
       「日田市がすすめる公民館活動の特色と日田ラボとのコラボを考える」
       会場:日田ラボ2階
 ◎2月15日(水)
       第20回ご隠居カフェまちづくり交流研究会
       「公民館を活かした参加と協働のまちづくり」
         ~日田ラボご隠居カフェ
        「市民参加型まちづくりワークショップの原理と手法を学ぶ」出前講座」~
       会場:三花公民館
 ◎3月11日(日)パトリア日田小ホール
       日田ラボ 平成23年度総括シンポジウム+第21回ご隠居カフェまちづくり交流研究会
       基調講演 藤原惠洋「地域再生の3つのてがかり~文脈・矜恃・紐帯~」
       活動報告シンポジウム
       パネリスト:千代田健一氏
          (日本全国スギダラケ倶楽部広報宣伝部長・インテリアデザイナー
           プラザ日田アドバイザー)
       合原万貴(たかま.net・プラザ日田)
       その他(交渉中)


都合により日程の変更などがあります。
随時お知らせしていきます。

お問い合せは、下記までどうぞ。
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◆日田ラボの場所/「旧横尾家 下の隠居家(シタンキャ)」
  日田市三和天神町252※旧街道沿いの建物です。(天神郵便局斜め向かい)

◆主催・お問い合せ
  Q大日田ラボ/九州大学大学院芸術工学研究院藤原惠洋研究室
           電話・FAX 092-553-4529
           keiyoあっとまーくdesign.kyushu-u.ac.jp
  まちそだて交流機構・日田ラボ/タカクラ 090-2395-4593
           kako3あっとまーくlime.ocn.ne.jp
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by uk-jp | 2012-01-30 17:08 | 日田ラボ

第15回 日田ラボご隠居カフェ

今回は「こたつdeシネマ!」

 新年はじめてのご隠居カフェは日田にある唯一の映画館の支配人である原茂樹さんをご隠居カフェの講師にお迎えしての会となりました。
タイトルは「こたつdeシネマ」。なかなか良いネーミングですよね。
ただ、参加人数が多かったので全ての人がこたつにはいることは出来ませんでした。
こたつ大募集中です!(笑)
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 今回は、原さんの活動がドキュメンタリー九州という番組で取り上げられたので、そのドキュメンタリーを日田ラボで見た後に、原さんのお話を聞くという形式で第14回ご隠居カフェはスタートしました。
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 原さんが「日田シネマテークリベルテ」の支配人となって2年半になります。
現在では一館しかない映画館も昔は日田だけで7館もの映画館がありました。各映画館によって上映する映画作品のジャンルは違いました。
また映画上映以外にも、映画館の中で組合会議を行ったり、音楽や演劇の上演を行ったりしたそうです。
そんな映画館も地方の過疎化とともに元気を失っていき、年々閉館していきました。
この「リベルテ」はボーリング場でのオーナーである合原さんがはじめた取り組みだそうです。
一般に、地方でも良質の作品を上映し続ければ、簡単にお客さんが来るのではと考えがちですが、なかなかそれだけでは運営はうまくいかないそうです。
「リベルテ」の支配人は原さんで3代目ですが、前代の支配人の時代には厳しい運営にあったそうです。

 もともと原さんは福岡で会社員として働いていました。
その後に「リベルテ」の支配人となりました。
映画館の支配人をはじめるきっかけは「日田の人々にたくさんの文化に触れてほしい。
また、日田という場所から文化を創造したい」という思いからはじめたそうです。
その思いは映画館の作りにも反映されます。
友人や知人を頼りながらつくられた「リベルテ」の内装は、たくさんの思いが込められています。
まず、映画館のスペースの他にカフェ空間が広がっています。
これは、映画を見終わったときこそ、知らないお客さんの間でも映画を観た感想で会話がうまれるのではないかという原さんの意図的な狙いがあります。
このカフェでは会話を楽しむために常連となっているお客さんもいるそうです。
またカフェの珈琲にもこだわりがあり、これも知人を通じて出来た事だそうです。
また物販のスペースも広く設けられています。
アート作品、ポストカードや、陶磁器、木工アート作品等が置いてあります。これはほとんどが日田近辺で活躍する作家さんの作品が多いそうです。
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「日田には様々は創造活動をしている作家さんがいるが、なかなかそのことを知らない人が多い。
この人達とリベルテを訪れるお客さんを繫げたかったんです」と原さん。
また、画廊スペースもあり全国で活躍するアーティストの作品がそこには展示されています。
「リベルテ」を通して世界的に有名なって作家も何人かいるそうで、そういった意味でも「リベルテ」という場所の特殊性が浮かび上がってきます。

 原さんのお話を聞いていて、たくさんの人と人の関係の中に「リベルテ」は成り立っているんだなということがよくわかります。
良い意味で人に頼り、そしてそれが人と人をつなげ、大きな原動力となります。
「リベルテ」を介して、日田の中で様々な出会いを演出しているように思います。
またその出会いは、異世代間の関係もつなぐこともします。
原さんや「リベルテ」のスタッフさんは映画上映が終わったあとに「この作品いかがでしたか?」という声掛けを上映後に必ず行っています。
こういう小さいきっかけが会話や関係性を育んでいくそうです。
ご隠居カフェの中でも、最近の若い人は、自らこのきっかけをつくろうとしないということが話題に挙がりました。
昔は、床屋や銭湯や、駄菓子屋などいろいろ地域のおじいちゃん・おばあちゃんが声を掛ける場所があり、その会話から学校では学ぶ事の出来ない社会のルールを学んでいきました。そして、この関係性の中から会話することを覚えていきます。
しかしながら、現代社会の中ではそのような地域の関係がなくなっています。その空いた穴を「リベルテ」が埋めていて、そのような空間になっているのだと思います。

 「文化を創造」という意味では、「リベルテ」では今年嬉しいことがありました。
「リベルテ」に通っている高校1年生が生まれてはじめて創った作品が大分県の賞を取りました。
この女子高生は、中学生時代から映画が好きで「リベルテ」に通っていて、高校に進学すると同時に映画同好会をつくってしまったそうです。
原さんは、「この映画作品が賞を取ったことも嬉しいが、周りを巻き込んで一つの作品が出来た事が大切なんだ」ということを仰っていました。
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 今回の第14回のご隠居カフェのサブタイトルは「映画を通したまちづくりの可能性」というものでした。
しかし、原さんのお話を聞いて、さらに「リベルテ」を訪ねて感じたことは、映画という文化活動を日田で継続して展開することもちろん大事なのですが、それ以上に映画館という空間が日田にあることが重要なんじゃないかということを考えました。
しかも、この映画館は普通の映画館ではありません。映画館があることで、人々は映画を見に行きます。
そして「リベルテ」に面白い空間や、様々な人との出会いがあることで、映画を見に行くという行為に付加価値が付き、様々な発見があります。
この発見の積み重ねがまちに魅力を与え、またそこで生活する人に喜びを与えるのではないでしょうか。
映画という文化活動を媒介としながら、たくさんの人を巻き込み、日田の魅力を全国に伝えて続けている原さんの活動はこれからも続いていきます。
まずは、「日田シネマテークリベルテ」に足を運んでみてはいかがでしょうか?
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by uk-jp | 2012-01-30 11:18 | 日田ラボ

今年もどうぞ宜しくお願いします。

新しい年が明けました。
昨年5月にスタートした日田ラボ。
月2回のご隠居カフェを開催しています。
まずは年度末まで頑張りマース。
そして新年度4月より、新しい気持ちでスタートします。

さて、新年最初の日田ラボは、お楽しみも併せた感じで♪

◎1月8日(日) 16時~
 日田ラボ こたつdeシネマ
 第14回ご隠居カフェまちづくり交流研究会

 会場:日田ラボ2階
 シネマテーク・リベルテの原さんにお越し頂いて、映画鑑賞とお話をしていただきます。
 夕方からですので、お茶のみがてら、どうぞ、ご参加下さい。

藤原先生復帰最初のご隠居カフェは・・・
◎1月18日(水) 19時~
 第15回ご隠居カフェまちづくり交流研究会
 「市民参加型まちづくりワークショップの原理と手法を学ぶ その5」
 会場:日田ラボ2階
 いよいよ「その5」です!前回参加してない方も大丈夫!

◎1月28日(土)
 第17回ご隠居カフェまちづくり交流研究会特別講演会
 「七尾から発信するわくわくまちづくり ~まち育て・みせ育て・ひと育て~」
 講師:森山奈美
     (株)御祓川 代表取締役・いしかわ地域づくり協会 コーディネーター・金沢工業大学非常勤講師
 時間:午後6時30分~
 会場:パトリア日田市民活動支援室
 石川県七尾市から来て頂きます!
 御祓川を中心としたまちづくりやひと育ては、聞いているだけでもわくわくします。

◎1月21日(土)→日程変更 1月29日(日)
 第16回ご隠居カフェまちづくり交流研究会
 建築探偵と巡る日田くるぶる(歩く触れる学ぶ食する)ツアー その1
 参加費2000円(資料代を含む)
 午前11時~午後4時
 日田ラボでまちに繰り出します。
 豆田のまちを歩きながら、いつもと違った視点でまちを見つめてみませんか?

みなさんのお越しをお待ちしております。

タカクラ

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◆日田ラボの場所/「旧横尾家 下の隠居家(シタンキャ)」
  日田市三和天神町252※旧街道沿いの建物です。(天神郵便局斜め向かい)

◆主催・お問い合せ
  Q大日田ラボ/九州大学大学院芸術工学研究院藤原惠洋研究室
           電話・FAX 092-553-4529
           keiyoあっとまーくdesign.kyushu-u.ac.jp
  まちそだて交流機構・日田ラボ/タカクラ 090-2395-4593
           kako3あっとまーくlime.ocn.ne.jp

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by uk-jp | 2012-01-04 11:42 | 日田ラボ
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いろんな毎日


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